インテリア

インダストリアルインテリアとは?魅力や取り入れるポイントについて解説

インダルトインテリアとは、むき出しのコンクリートや配管などが目立つデザインのインテリアを指します。

 

カフェやレストラン、美容院などでも取り入れられているため、人気のあるインテリアデザインといえます。

 

インダストリアルインテリアを部屋に取り入れてみたくても、「何からやればよいのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、インダストリアルインテリアの特徴や部屋に取り入れる際のポイントなどについて説明しています。

 

ぜひ、自分の好みに合わせた部屋づくりの参考にしてください。

 

インダストリアルインテリアとは

インダストリアルインテリアは、古い工場のような独特な雰囲気を出せるインテリアとして、さまざまな年代の人から人気を集めています。

 

ここでは、インダストリアルインテリアの定義と魅力について紹介します。

 

インダストリアルインテリアの定義

インダストリアルとは、「工業の」や「産業の」という意味です。

 

インダストリアルインテリアという言葉そのものは「工業的なデザイのインテリア」を意味します。

 

インダストリアルインテリアという言葉は、1919年にアメリカのジョーゼフ・サイネル氏によって提唱されました。

 

サイネル氏が提唱したインダストリアルインテリアは、大量生産が可能な機能美に優れた工業製のデザインという意味合いでした。

 

現在では、工場や倉庫をイメージさせるような無機質でクールなデザインも、インダストリアルインテリアとされています。

 

インダストリアルインテリアの魅力

インダストリアルインテリアの魅力は、重厚感がありながら、どこか懐かしい雰囲気がするという点です。

 

独特な重厚感は、むき出しのコンクリートやレンガなどの、無機質な素材を用いることで醸し出せます。

 

また、温もりのある懐かしさは、使い込まれた雰囲気のあるさびたスチール素材などでできた、ヴィンテージライクな家具を配置することで演出できます。

 

2つの要素が組み合わさることにより、インダストリアルインテリアの魅力が発揮された、おしゃれな部屋ができあがります。

 

レトロなものを好む時代背景もあり、インダストリアルインテリアは年代を問わず幅広い世代から支持されています。

 

インダストリアルインテリアと類似のデザイン

インダストリアルインテリアに類似しているデザインとして、「ブルックリンスタイル」「ミッドセンチュリー」「男前インテリア」が挙げられます。

 

以下では、この3つのインテリアデザインの特徴を解説します。

 

ブルックリンスタイル

ブルックリンスタイルとは、ニューヨーク市のブルックリンが発祥のインテリアで、インダストリアルインテリアと同じく、武骨でクールなインテリアです。

 

インダストリアルインテリアに比べて、ややエレガントさやカジュアルさがあることが特徴です。

 

参考ブルックリンインテリアとは?雰囲気に合う部屋を実現するための要素とコツ

ブルックリンインテリアは、機能性とおしゃれを兼ね備えたインテリアとして、部屋の内装にこだわる人たちから人気があります。カフェやレストランなど、イメージが大切なサービスの店舗などでも取り入れられていて、アイアン家具と相性が良いのが特徴です。

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ミッドセンチュリー

ミッドセンチュリーとは、ダークトーンの木製家具や革、プラスチック家具などを取り入れたインテリアです。

 

1950年代にアメリカで流行した様式を模しており、機能性や合理性を追求したシンプルなデザインが特徴です

 

男前インテリア

男前インテリアとは、スタイリッシュさを出すために、部屋に少しだけ武骨さを加える手法のことです。

 

ダークカラーの家具などを取り入れて、部屋の雰囲気を引き締めます。

 

インダストリアルインテリアを取り入れる際のポイント

部屋にインダストリアルインテリアを取り入れる際は、家具の配色や素材など、注意するポイントがあります。

 

つづいて、インダストリアルインテリアを実際に取り入れる際に、注意すべきポイントを3つ紹介します。

 

テーマカラーをダークカラーにする

部屋全体のテーマカラーは、黒や茶色、グレーなどのダークカラーにするとインダストリアルらしい空間を演出できます。

 

とくに、ダークブラウンをアクセントカラーに使うと、インダストリアルインテリアの武骨さの中に高級感が出せます。

 

しかし、ダークカラーは、実際の面積よりも小さく見えてしまう収縮色であるため、部屋を狭く見せてしまう面があります。

 

ダークカラーの多用によって部屋が狭く見えてしまう場合は、膨張色である白やアイボリーのアイテムをアクセントとして取り入れると改善されます。

 

壁や天井を無機質な素材にする

壁や天井をシンプルな無機質な素材にすると、インダストリアルな雰囲気が出せます。

 

部屋を占める面積が大きい壁や天井は、コンクリート壁や配管がむき出しの状態である「躯体現し」にすることで、部屋全体のイメージがインダストリアルに近づきます。

 

部屋のリノベーションが難しい場合は、壁紙を貼り付けることで手軽に部屋の雰囲気を変えられます。

 

また、賃貸住宅に住んでいる場合は、壁紙より簡単にはがせるリメイクシートを使う手段があります。

 

リメイクシートを賃貸住宅の壁や天井に貼る際は、退去時の原状回復に関するトラブルを避けるために、貸主に相談してから行いましょう。

 

家具はシンプルなものにする

部屋に設置する家具は、スチール製などの無機質でシンプルなデザインにします。

 

機能的でシンプルなデザインであるほど、インダストリアルな雰囲気が出しやすくなります。

 

また、温かみを加えたい場合はさび加工や無垢の木材の家具を配置すると、部屋全体のアクセントとなります。

 

棚は見せる収納にすることで、古い工場のような雑然とした雰囲気を醸し出せます。

 

 

インダストリアルインテリアに合うアイテム

インダストリアルな雰囲気を演出するためには、前述したポイントを抑えたアイテムで部屋を満たす必要があります。

 

最後に、インダストリアルインテリアに合うアイテムを紹介します。

 

スチールやアイアン素材を使ったアイテム

インダストリアルインテリアに欠かせないのが、無機質なスチールやアイアン素材を使ったアイテムです。

 

部屋の中で大きな面積を占める棚は、金属を使ったシンプルなものにするとよいでしょう。

 

金属素材をそのまま使うだけでなく、あえて錆加工をすることでヴィンテージ感が出せます

 

また、金属のみでは冷たい印象になってしまうため、木材と組み合わせたデザインのテーブルやいすを配置することで温かみのある雰囲気が出ます

 

ヴィンテージ感のある布アイテム

インダストリアルインテリアで用いる布アイテムは、使い古されたヴィンテージ感が出るものにしましょう。

 

土足で歩けるようなしっかりした素材のものを選ぶと、倉庫や工場の雑然とした雰囲気が出せます。

 

また、インダストリアルインテリアと相性がよいラグにはレザーラグが挙げられます。

 

一般的な布と比べると素材がしっかりしているため値段が高めになりますが、長く使用していても劣化が少ないためコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

 

ソファを置く場合は、レザーソファにするとクールな印象が出ます。

 

ダークブラウンや黒、グレーなどの落ち着いた色味のものを取り入れると部屋の雰囲気によく合います。

 

明るすぎない照明

照明は、色や明るさによって部屋の雰囲気が変わる重要なアイテムです。

 

インダストリアルインテリアの部屋の照明は、明るすぎないオレンジ系の光を放つ電球がよいでしょう。

 

照明器具は、スチール素材のものや、マットに仕上げたものがインダストリアルインテリアの雰囲気に合います。

 

また、むき出しの裸電球を用いると、工場や倉庫のような武骨感が出ます。

 

部屋の照明を変えることが難しい場合は、スタンドライトや間接照明で雰囲気を変える手段も有効です。

 

部屋の雰囲気を和らげる観葉植物

インダストリアルな雰囲気が強すぎると、部屋が重く暗い印象になってしまいがちです。

 

部屋が重苦しく感じる場合は、アクセントとして観葉植物を配置しましょう。

 

観葉植物の緑色は、インダストリアルインテリアによくマッチします。

 

一方で、観葉植物の世話が苦手な場合は、切り花を置くことで部屋を明るく見せる効果があります。

 

部屋に置く観葉植物は、初心者でも世話や手入れがしやすいポトスをおすすめします。

 

スチール製の棚やダクトから垂らすように配置すると、部屋の雰囲気を変えるアクセントになります。

 

また、観葉植物ならモンステラパキラエバーフレッシュなども、インダストリアルインテリアによく合います。

 

 

インダストリアルインテリアはできるところから取り入れる

インダストリアルインテリアとは、アメリカで提唱された「工業的なインテリアのデザイン」のことで、むき出しのコンクリートや配管、ヴィンテージ感のある家具などが特徴です。

 

インダストリアルインテリアを取り入れる際のポイントは、ダークカラーを用いることや無機質でシンプルなアイテムで部屋をまとめます。

 

照明や観葉植物を配置すると、武骨すぎずに柔らかい雰囲気も出すことができます。

 

シンプルな金属素材のアイテムを取り入れることで、少しずつインダストリアルインテリアに近づけます。

 

創作板金屋では、鉄・ステンレス・アルミ・銅・真鍮などを使った金物家具や小物の製作を行っています。



図面がなくても、お客様が想い描いているイメージや寸法を、熟練した技術者がお話をお聞きすることで、理想どおりの家具や小物の製作がオーダーメイドできます。

 

インダストリアルインテリアを取り入れる際のポイントを抑えて、まずは小物から揃えるなどして、理想の部屋づくりを始めてみましょう。

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